milk_milk_stellarのブログ

私の好きなものについて語ります。

好きな曲についてpart1

初めてなので私が世界で一番好きな曲について。

私が最も敬愛している人物、ベーシスト兼作編曲者兼作詞者兼(略)の堀江晶太氏の代表曲の一つ、「夜明けのベルが鳴る」。

本曲は今は無き美少女ゲームブランド「feng」から2014年に発売された「彼女のセイイキ」のedテーマ曲である。歌唱は安田みずほ氏、作詞・作編曲は前述した堀江晶太氏、弦編曲は瀬恒啓氏。

 

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曲について。まずエモいイントロから始まり、ギター・ベース・ドラムが加わり疾走感のある曲調、しかしながら全体を通して透明感とノスタルジックな雰囲気が感じられる。私はギターに関しては一切知識がないので触れないが、ベースとドラムについては語ろうと思う。まずベースに関して、非常にシンプルで曲を支える譜面となっている。エモい。次にドラム、こちらも非常にシンプルであり、徐々に曲を盛り上げるようなフィルが多い。

 

次に歌詞について。長いので流し読みを推奨。まず、本曲が採用された「彼女のセイイキ」はプレイ済みのためゲームの要素を語ることをご容赦頂きたい。語らせてくれ。

まず、この曲は「彼女のセイイキ」のヒロインを投影したようなとても不器用な人物の恋模様をテーマとしていることが読み取れる。掻い摘んで見ていこう。「人が寄り添う理由 今なら分かるよ」から、恋をしたことで恋の素晴らしさを身をもって実感している。ゲームに触れると、人に隠し事(貧乏である)をしながら生きてきたヒロインが、人付き合いの上位互換、恋をすることに肯定的になっているのである。初めて隠し事をしなくていい事に安堵しているのが伺える。「言葉って意外に不便だ 何もかも伝えるにはきっと時間が足りないよ」という詞から、「好き」という気持ちを言葉だけでは伝えられないことに気付き、恋を充実な時間として見ていることが分かる。続いて、「失うたびに大人になって からっぽの手は繋ぐものだと気づいたよ 遠回りばかりで 遅くなってごめんね」という詞。こちらはゲーム内でのヒロインの境遇・過去を語った物であり、貧乏になって、主人公と離れ離れになって、再会したことで大切なものに気付いたという、なんともエモく、ゲームの内容を色濃く反映させた詞になっている。ガチエグい。ここ一番震えた。「はじめて叶わない永遠を願った日 (中略)  あと何度好きって言えるかな 限りある年月を思うだけでもこわいよ」という詞。前述した(前述以上の)境遇にあったからこそ、唐突に大切なものが失われることを誰よりも理解しているヒロイン。愛する人を失うのが怖くて出てしまった言葉であるが、愛を最も美しく残酷に表現した言葉だろう、エモいね。そして堀江節である「曲の伏線回収」。一番のメロディをアレンジして「夜明けのベルが鳴る 君に会えてよかった(一番より)」から「夜明けのベルにまぎれて 一番大切な人へ 君に会えてよかった」という、一番に言葉とメロディを上乗せするやつ。これで泣かされてきたエロゲーマーは数知れないでしょう。これだけで冬華(ヒロイン)の顔が目に浮かびますね。堀江節では、この最後の言葉が本当にこの恋する人物が伝えたい言葉なのです。簡単に言うと「まとめ」、このように堀江晶太氏の曲は(作詞すると)ストーリーになっていて、歌詞が起承転結で締め括られる所が魅力である。この曲も、愛する人を失うことに恐怖しながらも、それでも恋をして良かったと最後に締め括られている。とても…いいね…。

 

以上、拙い文章、解釈違いなどあるかもしれませんが、一ファンとしての解釈として受け取っていただければと。そして聴いたことない人は是非聴いて欲しいんだ。しばらく聴いてなかった人も是非聴いて欲しい。できれば「彼女のセイイキ」もプレイして欲しい。野外、痴漢、着衣…結構揃ってます。

いかがでしたか?語った結果、よく分かりませんでした。しかし私はこれからも曲を語りたいと思います!それでは。