milk_milk_stellarのブログ

私の好きなものについて語ります。

ゲームで人生観変わった話

小説とか映画とか偉人の影響で人生観変わるって話よく聞きますよね。それが私の場合美少女ゲームだったっていう話をします。

勇気づけられたとかいう次元じゃなくて、ほんと死生観とか生き方が変わった話。

 

(ただ、最初に人生観を変えられたのはクリント・イーストウッドの運び屋と、ショーシャンクの空にだと思う)

 

一つ目は、命をかけられるくらい愛する人を生涯で一人作りたいって思った作品。愛する人ってのは友達でも恋人でもなんでもいい。

purple softwareの「未来ノスタルジア」。

タイムリープものってことで今を大切にしよう!…ってだけじゃないんですね。この作品、全√共通して愛する者のために命かけれるかってのが一番印象に残ったところであります。

私も命をかけれるくらい好きな人ができたらいいな…とこの作品をプレイしてから常々考えております。

愛する人間が死にかけてたら自分が死ぬとしても助ける覚悟はいいか…俺はできてる。

 

purple software繋がりで。

二つ目は環境は大事だってことを教えてくれた作品。

アマツツミ」。

グランド√以外は奇跡も魔法も愛もあるんだよォ!だったんですけども。それよりも天真爛漫で天使なただの女の子が、末期癌を患って100%死ぬってことが分かっている(実家が病院なんでね)、それでいて自分はベッドから動けないっていう状況に陥ったらとんでもなくどす黒くなる所が印象に残りましたわ。世界を恨んで親友も恨んで好きな人も恨んでね、元の性格考えたら絶対言わないであろう「死ね」とか言っているのが可哀想で可哀想で。性格が180°変わるのが恐怖でした。人間ここまで堕ちるのかと。

ここから環境はほんとに大事だって学びましたね。

 

次もpurple software。お前purple作品しかやってねぇな。

三つ目は前へ進むために過去の罪やら業を捨てられるか?ってコト。

ハピメア」。

みんなを夢から覚まして、主人公くんも未来へ進むために、故人の最愛の妹と実在しない最愛の人を振り払えるか。そして一つ目に通ずる話でもあるが、他人のために命を張れるか。

現実に干渉する夢ってそれもうひとつの現実って言っても良くね?その夢の中で大好きだった死んだ人間とか好きになってしまった実在しない人間と仲良く出来たら夢から覚めたくないって思ってしまう。自分はそんな強靭な精神力ないので、(紆余曲折はあれど)過去を清算した主人公くんスゲー。見習いたいもんですな。

 

四つ目。友達の事を信頼できる?って話。

メーカー変わって今はなきfengの「夢と色でできている」。

クレヨンしんちゃんLv100、そんな話。

自分一人じゃ解決できない悩みとか問題をちゃんと仲間に頼れるか、あまりにも問いかけがリアルで、ユーザーにダイレクトに問いかけてるようで心に来ましたわ。

私は困って一通り考えて答えが違ったら基本解答例とか人に頼るタイプなんですが、とはいえ重すぎる問題を人に共有できるかって言われたらたぶん無理なんですよね。

困ったら人に頼る、これ生きてく上で一番大事なのに大学生とか社会人になるまで義務的に教えられること無いんですよね。ほんと小学校1年生の義務教育に取り入れた方がいい。

 

エロゲを義務教育にしろ。

 

五つ目。

âgeの「マブラヴ」。

これについては国は心に宿るものだとか、未来を知ってても一人じゃ何も出来ないとか、格言名言のオンパレードなので語り尽くせぬ。

是非。Steamでプレイできるので。是非。出来はともかくアニメもあるので。是非。是非。以上。

ゲームの感想 【9-nine-】

美しょゲに詳しくない人でもタイトルを聞いた事あるんじゃないかな?言わずと知れたロープライス界の名作、ナインシリーズについて思い出しながら感想を書きたい。全年齢版に移植もされてたはずなので気になったらプレイして欲しい!

プレイしたのが3年前なので間違っている部分があるかも…🙇‍♂️

 

※ネタバレ注意⚠️

 

発売元は巨匠・ぱれっと。ジャンルは能力バトルもの。テキスト量は最終作のゆきいろを除いて3〜4時間で読み終わる程度。Dies iraeみたいな中二病展開、というよりは少年マンガのような感じ。本作は4章で構成されており、各章はそれぞれパラレルワールドの扱い(第2章は第1章の途中から分岐した世界など)。このパラレルワールドであるという設定が最終章で牙を剥いてくる。

 

次に各章について。

第1章「ここのつここのかここのいろ」(以下ここいろ)。世界観の説明が多分に含まれていて、キャッチコピーも「ここから」となっているのでまさに序章といった感じ。とはいえ最終章に繋がる伏線が既に仕込まれている。メインヒロイン「九條都」の能力は実質幻想殺し中二病歓喜間違いなし。

第2章「そらいろそらうたそらのいろ」(以下そらいろ)。前述した通りここいろの途中で分岐した世界。ここいろでも多少触れられた能力の暴走がメインになっている。キャッチコピーの「忘れてはいけないこと」についてどう向き合うかが主軸になっているかなり切ないお話。

第3章「はるいろはるこいはるのかぜ」(以下はるいろ)。こちらはそらいろから分岐した世界。ここで今まで起きていた事件の黒幕の存在が明らかになる。メインヒロイン「香坂春風」の能力は今まで伏せられていたが、作中でも明言されていた通り「最強の能力」である。ジョジョで例えるとカーズ以外は無傷で勝てるレベルの能力。エグい。

第4章「ゆきいろゆきはなゆきのあと」(以下ゆきいろ)。こちらは公式から「はるいろまでのプレイを強く推奨」とされており、開幕から今までのネタバレを喰らう。何故なら進撃の巨人のように記憶ツアー(こちらは並行世界ツアー)をするためである。そしてみんな大好き「主人公は君の分身だよ☆」展開を最後にぶち込んで少年マンガのような激アツ展開を繰り広げる。ここは鬱展開と激アツ展開がすごいので是非一度プレイすることを推奨したい。

 

ストーリーのネタバレは程々に、続いてキャラについて。新海翔くんは最初クソザコかと思ってたけど(間違いでは無いが)まさかの画面の前のボク!?の手伝いで覚醒した結果リア充砲(サイキョー)を放つようになるとは…すごいですねぇ。

 

ヒロイン陣について。全員漏れなく他の能力作品だったら天下取れるくらいクソ強能力を有していて、しかも被ってないから期待値を超えたストーリーになっていた。

第1章では(実質的に)能力の無効化、第2章では存在感の調整(H×Hのメレオロンみたいな感じ)、第3章では想像の具現化(例えば能力の限界を撤廃したり)、第4章ではアクマイト光線()。どれも強くて面白かったねぇ。

サブキャラについても。ゴースト可愛い。蓮夜も可愛い。蓮夜完全に中のh(中の人などいない!)。サブキャラはみんな魅力的。

 

余談としてゲーム内に登場したアニメ「輪廻転生のメビウスリング」について。これに対する天の感想「クソは言い過ぎだけど、作画は良いが何がしたいのか分からなかった」について…こういうアニメが世にはびこってしまってるんですよね…2017〜18年の時点でこの言葉が出てしまったのがなんとも悲しい…という余談でした。

 

以上、神ゲー9-nine-についての軽い紹介でした。私はまだ新章をプレイしていないんですが、先日小梅大先生が「新章だけでも買える」と仰っていたので、積みゲー17本が消化され次第やろうと思います。それでは。

好きな曲についてpart2

今回は作詞・作編曲堀江晶太氏、歌唱佐咲紗花氏の「夢と色でできている」について。

これは誰が聴いても泣けるくらいにはエモいんですわ。

 

※この曲が主題歌として採用された美少女ゲーム「夢と色でできている」の内容から引用するためネタバレ注意。

 

f:id:milk_milk_stellar:20240207173520j:image

 

まずメロディについて。ピアノイントロから始まりギターとベースが加わりドラムが入って最初の雰囲気とはガラッと変わっていく。part1と同じく、ギターについては全く知見がないのでベース・ドラム・ピアノについて。まずベース、メリハリがすごくついていて曲を支えるフレーズとメロディを奏でるフレーズのハイブリッド。サビ以外は割とギターと同じようなメロディが多く、すごく耳に残りやすい。次にドラム、ドラムでここまでエモいフレーズを作曲できるのは天才としか言いようがない。どのパートにも言えることだが、決して激しい訳では無いのにものすごく感情が揺さぶられるだろう。続いてピアノ。ポップスで流行りのジャズ調というよりはメロディに沿ったコード進行で心地よい響き。最後に歌声。佐咲紗花氏独特の声の幅が存分に出されており、ビブラートやしゃくりが感情に訴えかけてくる。そして心地よいロングトーン。神ですわ。

 

さて歌詞について語りたい。

まずイントロ「世界はかつて僕等だけで 叶わない夢なんてなかったね」。これは皆子どもの頃に感じていた事ではなかろうか。世界の中心が自分たちで、成功したかはともかくやりたい事が全てできていた子ども時代。それを思い出させてくれる詞である。ここでまず泣きました。えぇ。

「きっと僕等は変わってない (中略) 大人びても 涙を知っても 君はちゃんと君だ」。これはゲームにも関わる話になってくるが、一度離れ離れ(あるいは距離を置いていた)人物達が再会した時、色んな経験をしても仕草や笑い方、内面は変わってないということ。成人式とかで感じた人も多いはず。

「届かなかった手もやり直すんだ いま僕等はまた始まった」。過去に一悶着あったが、再会したことで再び自分たちの時間が始まることを示唆している。

「夢の先を見に行こう 待ってるさ 僕等のことずっと」。再会した人物達が止まっていた時間の先へ歩み出すことを表している。なんともエモいですね。まだサビ入ってないんですのよ。

続いてサビ。「Our Times made of dreams and colors」「形のない想いだって あの日を救うはずだって信じてる ねえ信じてる」。「夢と色でできている」ですね。僕等の時間は夢(これからやりたい事)と色(自分と仲間の特徴)でできている。まさに人生を表しているようですね。共感できるところが多いこと。そして形のない想い=普段言えない言葉が過去の出来事を清算…いや過去を今に繋げてくれるということかな。それを表している。

「言えなかった言葉も知らなかった気持ちも全部連れて行こう」。これについては語るまい。秘めていた想いと共に、これから色んなことを経験しようということであろう。

「そして僕等は辿り着く 置き去りにしてしまった約束に (中略) ここにちゃんとあって まだ続いてる」。自分達がしていた約束、それは誰も言わないようにしていたが皆の胸の中にはまだ残っていた。

「悲しみさえも合言葉」。喧嘩したり泣きあったこともいい思い出で、それを経験したからこそ今がある。エモいですね。

「誰も知らない日々で僕等 優しさ掛け違えて たからもの 抱いてはぐれた 例えば君は嘘で僕は痛みで守ってたんだね 握りしめたせいで でこぼこなんだよ 僕等に似て」。優しさだと思って行動した結果、皆の心が離れてしまった。でも各々の優しさで嘘や痛みで前述した約束を守っていた。守り方や優しさは違えど誰一人として約束を忘れていなかった。不器用なせいででこぼこになってしまった。自分と凸凹になった約束を重ねている。国語の天才か。

そして締め、堀江節がやって参りました。「響きあって止まないような これからの僕等が出会う旅に(一番)」からの「響きあって止まないような 呆れるくらい愛しい日々に ああ 僕はやっぱり 僕等(きみ)が大好きだ」。一番では今から夢を叶えていこうという段階だったが、ラストでは夢を叶えている途中で不器用ながら仲間のことが大好きだ、という気持ちを吐露している。呆れるくらい愛しい日々、みんなが居る何気ない日常、そして僕等の時間を彩るみんなのことが大好きだと言っている訳ですね。ここ好き。泣いた。

 

part1でも述べた通り、堀江節は曲がストーリーになっている。今回は「恋愛と成長」よりは「友情と成長」にフォーカスした詞であった。特に幼少期から青年期にかけて、4:40でこのストーリーが展開されている。是非自分の子どもの頃を振り返りながら聴いて欲しい。

 

いかがでしたか?語った結果、とてもエモい曲だということが分かりました!ゲーム「夢と色でできている」は、私はクレヨンしんちゃんLv100というように形容しているんですが、それは主題歌の詞からも読み取れることでしょう。特にこの曲は経験している人が多い、小学生低学年時代の「なんでもできそう」と思っていた世界をうまく表現している。エモいと思った方は是非一度聴いてみて、曲がいいと思ったらゲームもプレイして欲しい。

好きな曲についてpart1

初めてなので私が世界で一番好きな曲について。

私が最も敬愛している人物、ベーシスト兼作編曲者兼作詞者兼(略)の堀江晶太氏の代表曲の一つ、「夜明けのベルが鳴る」。

本曲は今は無き美少女ゲームブランド「feng」から2014年に発売された「彼女のセイイキ」のedテーマ曲である。歌唱は安田みずほ氏、作詞・作編曲は前述した堀江晶太氏、弦編曲は瀬恒啓氏。

 

f:id:milk_milk_stellar:20240207173414j:image

 

曲について。まずエモいイントロから始まり、ギター・ベース・ドラムが加わり疾走感のある曲調、しかしながら全体を通して透明感とノスタルジックな雰囲気が感じられる。私はギターに関しては一切知識がないので触れないが、ベースとドラムについては語ろうと思う。まずベースに関して、非常にシンプルで曲を支える譜面となっている。エモい。次にドラム、こちらも非常にシンプルであり、徐々に曲を盛り上げるようなフィルが多い。

 

次に歌詞について。長いので流し読みを推奨。まず、本曲が採用された「彼女のセイイキ」はプレイ済みのためゲームの要素を語ることをご容赦頂きたい。語らせてくれ。

まず、この曲は「彼女のセイイキ」のヒロインを投影したようなとても不器用な人物の恋模様をテーマとしていることが読み取れる。掻い摘んで見ていこう。「人が寄り添う理由 今なら分かるよ」から、恋をしたことで恋の素晴らしさを身をもって実感している。ゲームに触れると、人に隠し事(貧乏である)をしながら生きてきたヒロインが、人付き合いの上位互換、恋をすることに肯定的になっているのである。初めて隠し事をしなくていい事に安堵しているのが伺える。「言葉って意外に不便だ 何もかも伝えるにはきっと時間が足りないよ」という詞から、「好き」という気持ちを言葉だけでは伝えられないことに気付き、恋を充実な時間として見ていることが分かる。続いて、「失うたびに大人になって からっぽの手は繋ぐものだと気づいたよ 遠回りばかりで 遅くなってごめんね」という詞。こちらはゲーム内でのヒロインの境遇・過去を語った物であり、貧乏になって、主人公と離れ離れになって、再会したことで大切なものに気付いたという、なんともエモく、ゲームの内容を色濃く反映させた詞になっている。ガチエグい。ここ一番震えた。「はじめて叶わない永遠を願った日 (中略)  あと何度好きって言えるかな 限りある年月を思うだけでもこわいよ」という詞。前述した(前述以上の)境遇にあったからこそ、唐突に大切なものが失われることを誰よりも理解しているヒロイン。愛する人を失うのが怖くて出てしまった言葉であるが、愛を最も美しく残酷に表現した言葉だろう、エモいね。そして堀江節である「曲の伏線回収」。一番のメロディをアレンジして「夜明けのベルが鳴る 君に会えてよかった(一番より)」から「夜明けのベルにまぎれて 一番大切な人へ 君に会えてよかった」という、一番に言葉とメロディを上乗せするやつ。これで泣かされてきたエロゲーマーは数知れないでしょう。これだけで冬華(ヒロイン)の顔が目に浮かびますね。堀江節では、この最後の言葉が本当にこの恋する人物が伝えたい言葉なのです。簡単に言うと「まとめ」、このように堀江晶太氏の曲は(作詞すると)ストーリーになっていて、歌詞が起承転結で締め括られる所が魅力である。この曲も、愛する人を失うことに恐怖しながらも、それでも恋をして良かったと最後に締め括られている。とても…いいね…。

 

以上、拙い文章、解釈違いなどあるかもしれませんが、一ファンとしての解釈として受け取っていただければと。そして聴いたことない人は是非聴いて欲しいんだ。しばらく聴いてなかった人も是非聴いて欲しい。できれば「彼女のセイイキ」もプレイして欲しい。野外、痴漢、着衣…結構揃ってます。

いかがでしたか?語った結果、よく分かりませんでした。しかし私はこれからも曲を語りたいと思います!それでは。